かれんの映画鑑賞日記

好きな作品を紹介します。主に洋画を鑑賞しています。

普通とは何か?本当に大切なものは何か?映画『はじまりへの旅』感想

 

 

あらすじ

人里離れた森で暮らすキャッシュ一家。6人の子供はゲームやコーラといった「普通の暮らし」を知りません。そんな一家が入院中だった母親の死をきっかけに、街へと繰り出すロードムービーです。

 


『はじまりへの旅』 10.4(水)DVDリリース

 

 

作品概要

監督・脚本は『アメリカン・サイコ』『アビエイター』などで俳優としても活躍するマット・ロス。主演は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで世界的人気を獲得したヴィゴ・モーテンセンです。

また、『1917』で主演を務めたジョージ・マッケイ(ジョージ・マカイ)も長男ボウ役で出演しています。(私は彼目当てで鑑賞しました。)

この一家は6人兄弟なのですが、とにかく皆可愛い!これだけでも充分に見る価値があります。


「はじまりへの旅」キャストインタビュー1


「はじまりへの旅」キャストインタビュー2

 

個性豊かな兄弟

まず長男のボウは有名大学にいくつも合格するほどの天才ですが、女性と話すのが苦手。ファーストキスの相手に結婚を申し込むなど、とても純粋な性格に惹かれます。

そしてこの一家は往々にして森での生活を満喫しているように見えるのですが、次男のレリアンだけは違いました。「普通」とは違う暮らしに疑問を持ち、後々それが父ベンに大きな影響を与える事となります。

家族全員がそれぞれの楽器(声)で合奏するシーンがあるのですが、強い絆で結ばれているのが分かり、より映画の世界に引き込まれます。

 

「普通」とは何か、「幸せ」とは何か

父のベンは、子供達により良い人生を送ってもらおうと森での暮らしを選びました。しかし、街での暮らしや現実を目の当たりにし、自分の選択が正しいのか苦悩します。そんな父が子供達の為に最後には何を選ぶのか、つまり「幸せ」の本質に近づいていく様は必見です。

 

最後に

私はこの映画で注目して欲しいのが、ポジティブになれる台詞の数々です。街に出ると決意した父親の言葉、妻の葬式で語られる父の言葉など、人生の教訓にしたい台詞が散りばめられていました。

人生について考え直したい時や、とにかく明るい気分になりたい時に見たい映画です。